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なかなか一筋縄ではいきません
火・木・土更新です
このブログは私個人の感想をマンガ的なイメージで描写したもので、医学的な根拠があるものではありません。 お薬の作用・副作用は人それぞれです。
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私自身に起きた、死産までの記録になります。
似たような症状だからといって、同じ結果になるとは限りません。
妊娠中の方は不安になるかもしれまん。
また、辛い内容が含まれています。
天使ママさんは辛い記憶を呼び起こしてしまうかもしれません。
ご注意願います。
流産・死産宣告を受け、不安な日々を過ごすようになりました。
それでも、ピヨちゃんの命を救いたいと奇跡を信じ願っていました。
振り返り記録、前回の記事
死産までの振り返りまとめはこちら
朝、目が覚めてひとつひとつ思い出す。
私は今結婚していて、妊娠していて、入院していて…
そして流産・死産を宣告されたこと。
これが現実のストーリーなのだと。
まるで余命宣告を受けた後の朝のよう。
でも、あれが最後通告ではないと信じている。
こんなにも医学が進歩した現代でも、妊娠・出産は神秘の世界だ。
どんなに優良な妊婦であっても、最後まで何が起きるか分からない。
逆を言えば、医師が絶望的と見なしても奇跡的な回復を遂げることだってあるはずだ。
可能性がゼロでない限り、赤ちゃんの生きる力は無限大にあるはずだ。
何もできることは無いと言われた今、私に出来ることはよく食べ、よく寝、よく笑うこと、そんなことしかない。
入院当初、食事の量が多すぎて食べきれなかった。
お米の量を減らしてもらっていたのだが、元に戻した。
血流を良くするため、水分は一日2リットル摂るようにした。
左を下にすると良いと聞いたので、なるべくそうして寝る。
笑っていられるよう、バラエティ番組を見るようにした。
どれだけ効果があるのかは分からない。
藁をもつかむ思いだった。
【7月10日(月)】
【18週0日】
入院13日目。
新しい週数に入るのが怖い。
「今日の赤ちゃんの様子」
と表示されるアプリを見れない。
成長が2週間遅れていると言われたピヨちゃん。
どれくらい差がついているのか、突きつけられているような気がした。
出血はまた少しずつ治まってきていた。
しかし、朝方お腹が痛くなる。
激痛ではないが、チクチク突き刺すような痛みがする。
薬が切れるとまだ痛くなるのかな?
お腹をさすっていると、うとうと眠くなってきた。
次の瞬間。
じゅわっと膣から何かが出てくるのを感じた。
まさか…と思ったが、きっとオリモノだ、と自分を落ち着かせてトイレに行く。
ショーツを下ろし、便器に座る。
覗き込むと便器の中が真っ赤に染まっていた。
どうして?
こんなに安静にしていたのに!!
ずっと横になっていたのに!!
水分もたくさん摂っているのに!!
ベッドに戻ってすぐにナースコールを呼ぶ。
大丈夫だよ、大丈夫だからね。
痛いの痛いの飛んでいけ。
頑張れ頑張れ
まだ出て来ちゃだめだからねー。
お腹の中でいっぱいおっきくなるんだよー。
お腹を撫でながら話しかけた。
半分は、自分に言い聞かせていた。
すぐに診察をしてもらった。
ピヨちゃんの心臓はしっかり動いており、子宮口、経管長にも変化はなかった。
良かった、陣痛はまだ起きない…
安心したのと同時に
剥離はまた進んでしまったのか…
不安になる。
羊水の量については何も言われなかったが、怖くて訊くこともできなかった。
もらったエコー写真は、羊水が少ないためか不鮮明だった。
丸く縮こまったピヨちゃんが、窮屈そうに見えた。
この日は戌の日。
外出することはもちろん出来ないので、母が代理で神社に行ってきてくれた。
安産祈願と一緒に、流産をしないための祈祷も行ってもらった。
昔ながらの腹帯に、お守りがふたつ、木の札が一枚。
午後、腹帯を巻きお守りを持って写真を撮った。
お守りは、家から連れてきたぬいぐるみ達につけ枕元に置いて一緒に寝た。
腹帯は毎日抱きしめ、お祈りした。
「どうか、ピヨちゃんをお守りください。」
みんなに見守られている。
だからきっと大丈夫。
ピヨちゃんはきっと助かる。
【7月11日(火)】
【18週1日】
子宮内感染の治療の抗生剤の点滴が終了となった。
数値はまだ若干高いが、下降現象にあることと、抗生剤をあまり長く使用するのは良くない、ということだった。
これからは、朝の診察で膣洗浄をするのみで、管理入院となる。
【7月12日(水)】
【18週2日】
できることは全部した。
ご飯は残さず食べる。
水分もたくさん摂る。
なるべく横になる。
泣く回数も減って、笑うようにしている。
ピヨちゃんにも毎日たくさん話しかけている。
だから羊水はきっと増えている。
ピヨちゃんも大きくなっている。
少しずつ、前向きに考えられるようになっていた。
夕方、主治医のI先生に呼ばれた。
また詳しい検査をしてみましょうと。
流産・死産宣告をされてから約1週間である。
先生はいつも優しく笑顔で声をかけてくれる。
だから今の自分の状況を一瞬忘れそうになる。
まるで、日常の楽しい一コマにいるような気分になってしまう。
でも、突きつけられた現実はさらに厳しいものだった。
「羊水はほとんどないですね。」
どうして?
どうしてなの…?
ピヨちゃん
空っぽになったお腹の中は不安だったよね。
それでもお腹の中にいてくれたのね。
お母さんがまだ出てきちゃダメって
言ったからね。
偉かったね、ピヨちゃん
へ続く。
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